お知らせ 2018.07.04
「オストメイトへの配慮」を念頭に
ストーマとは、手術によって病気を摘出した後に腸や尿管の一部を体の外に出してつくった便や尿の出口です。肛門や尿道からの排泄に代わり、ストーマから便や尿を排泄するようになります。ストーマをお持ちの方をオストメイトといいます。
オストメイトは、便や尿の排泄をコントロールできないため、腹部に便等を入れる袋(以下「パウチ」)を装着していますが、このパウチに溜まった便等の汚物は、日に数回排出するほか、定期的に交換する必要があります。
交換時には、パウチ内の汚物を便器に排出の上、パウチを洗浄し、洗浄後のパウチを汚物入れに投入しています。このため、オストメイトも使用しやすい設備をもつトイレにはシャワーやフックなどがついています。
また、パウチを数日間貼った状態のため、皮膚トラブルの防止にパウチ周辺の皮膚を清潔に保つことが重要です。
自宅ではシャワーやシャワーボトルなどを利用して洗われています。
しかし、日本トイレ研究所の調査によると、震災の場合自治体による仮設トイレができるまでに3日以上かかると予想されています。
さらに入浴もままならないことが予想され、ストーマトラブルの発生が懸念されます。
着衣の状態ではわからないため、ストーマケアが十分にできず、お困りの方がいらっしゃる可能性があります。いわゆる「見えにくい障害」は、周囲の目も含めてストレスが大きく、理解者による配慮が必要です。
自分のトイレの心配はもちろんですが、「オストメイトもいらっしゃるかもしれない」ということを念頭に置いておきたいものです。
訪問看護ステーション さくら通り(港)
看護師・所長:中村 利香 編集:防災チーム