大阪きづがわ医療福祉生活協同組合 Osaka-Kizugawa Health Co-operative Association

報告 2018.10.24

昨年の7月7日、人類史上初めて、核兵器を違法化する核兵器禁止条約が、ニューヨークの国連本部で開かれていた「国連会議」において国連加盟国(193カ国)の約3分の2にあたる122カ国の賛成(棄権1、反対1)で採択されました。
これは、歴史的な壮挙です。唯一の戦争被爆国の日本政府は不参加、核兵器廃絶に向けて国際的に率先して行くべき国としてはいかがなものか。
2017年採択され、9月20日に調印・批准が開放された核兵器禁止条約。2018年8月3日にコロンビアが調印し、60カ国になりました。
国連事務総長に批准書を寄託した国は14カ国(ガイアナ、タイ、バチカン、メキシコ、キューバ、パレスチナ、ベネズエラ、パラオ、オーストリア、ベトナム、コスタリカ、ニカラグア、ウルグアイ、ニュージーランド)です。核兵器禁止条約は、50カ国目の批准書が国連事務総長に寄託されてから90日後に発効します。
各国政府を動かすのは、国際世論です。国際署名にご協力をお願いします。核兵器が国際法で違法になります。「核のない世界」の実現には、核兵器禁止条約への核保有国の参加が不可欠ですが、速やかな廃棄の道も選択できるように門戸は開かれています。