大阪きづがわ医療福祉生活協同組合 Osaka-Kizugawa Health Co-operative Association

報告 2018.09.26

私は学生の頃より原爆投下日に平和記念式典がおこなわれていることは知っていました。しかし、それはあくまで核兵器廃絶に関するものだけであると考えていました。数年前に現地で式典を見たり慰霊碑を巡った時もその考えは変わりませんでした。今回の世界大会に参加できたことは、自分の考えを改めたという点でも良い経験となりました。あらゆる観点から、核廃絶につながることを考え、それを実践されている方々が大勢いらっしゃることも知ることが出来ました。参加させて頂いた分科会では岩国基地へ赴き、実際に目にしながら現地の声を聞き、全国の基地同様の爆音問題だけでなく、交流目的で作られた施設がそれほど活用されず、しかもそれらの建設費さえ税金で賄われていることで、更に住民の不満が募る一方だということです。現在の日本政府がいかに、一部の諸外国に対してのみ体裁の良い言動をとり、国内のことに見聞きしていないことが自分の中でも浮き彫りとなりました。今後、身近な人達からでも、こういった事実を包み隠さず伝えていこうと思いました。

たいしょうデイケア 東口 剛士